2020年7月12日日曜日

直交復調の式

せっかくCPFSK波形を作ったので直交復調してみたい。

その前に直交復調の計算について調べておく。

ということらしい。

なので、入力信号にcosωtをかけてLPFしたらI信号、sinωtをかけてLPFしたらQ信号。

局発周波数は入力信号がFSKの場合は、搬送波周波数と同じにするのが一般的らしい。

入力信号を
(1)S(t)=Acos{(ωc+ωd(t))t+θc}

とし、

局発信号を

(2)SLoI(t)=cos(ωLot+θLo)
(3)SLoQ(t)=sin(ωLot+θLo)

とする。

まずはI信号を計算してみる。入力信号に局発を乗ずればいいので、

(4)SI(t)=S(t)SLoI(t)
(5)SI(t)=Acos{(ωc+ωd(t))t+θc}cos(ωLot+θLo)
(6)SI(t)=A2cos{(ωc+ωd(t)ωLo)t+θcθLo}+A2cos{(ωc+ωd(t)+ωLo)t+θc+θLo}

LPFを通すと、

(7)SI(t)=A2cos{(ωc+ωd(t)ωLo)t+θcθLo}

ここで、

(8)ωc=ωLo

であり、また、

(9)θdiff=θcθLo

とすると、(7)は

(10)SI(t)=A2cos(ωd(t)t+θdiff)

と表せる。

同様にQ信号を計算すると、

(11)SQ(t)=A2sin(ωd(t)t+θdiff)

(10)、(11)より、直交復調後の解析信号は

(12)Sqd(t)=A2expj(ωd(t)t+θdiff)

と、表せる。

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